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2024.01.26

物流倉庫業務の委託(アウトソーシング)とは?メリット・デメリットや委託がおすすめな企業の特徴などを紹介

物流倉庫業務の委託(アウトソーシング)とは?メリット・デメリットや委託がおすすめな企業の特徴などを紹介

目次

物流倉庫業務の委託(アウトソーシング)とは、企業が自社の倉庫業務を専門のサービスプロバイダーに委託することを指します。アウトソーシングにはさまざまなメリットとデメリットが存在し、適切な委託先を見つけることが重要です。

本記事では、物流倉庫業務のアウトソーシングにおけるメリットやデメリット、アウトソーシングがおすすめな企業の特徴などを紹介します。

物流倉庫業務の委託(アウトソーシング)とは?

物流倉庫業務の委託(アウトソーシング)とは、企業が自社で行っていた物流倉庫の運営や管理を、外部の専門業者やサービスプロバイダーに委託することを指します。主に物流業務の一環として、業務の効率化や専門性の向上を図るために活用するのが一般的です。

委託(アウトソーシング)できる主な物流倉庫内業務の例

物流倉庫内の業務の中で、社外に委託できる主な業務の例として、以下のものが挙げられます。ただし、ここで挙げる業務をアウトソーシングする場合、個別に委託するのではなく、基本は全ての業務を丸ごと委託することになります。

在庫管理

在庫の受発注、ピッキング、梱包、出庫など、在庫全般の管理業務を外部に委託することがあります。特に季節変動が激しい場合や需要の不確実性が高い場合に効果的です。

ピッキング作業

商品の仕分けやピッキング(商品の取り出し)作業を外部の物流業者に委託することで、作業の効率化や迅速な対応が可能となります。

梱包作業

商品の梱包作業やラッピングを外部業者にアウトソーシングすることで、梱包作業の効率向上や専門的な梱包方法の利用が可能です。

出荷業務

出庫から搬送、出荷手続きまでの一連の業務を外部に委託することで、物流プロセス全体を効率的に管理できます。

返品対応・不良品の取り扱い・再梱包

返品処理や不良品の取り扱い、再梱包などに関する業務もアウトソーシングの対象となります。

在庫の検品

入庫した商品の検品作業を外部に委託することで、正確で迅速な品質管理が行えます。

データ管理

在庫データや受発注データの管理、システム連携に関する業務もアウトソーシング可能です。

物流倉庫を委託(アウトソーシング)するメリット

物流倉庫をアウトソーシングすることには様々なメリットがあります。以下に、物流倉庫のアウトソーシングがもたらす主なメリットをいくつか挙げてみます。

コスト削減

自社で物流倉庫を維持・運営するには、建物の購入・維持、人員の雇用・トレーニング、機器の導入・メンテナンスなど多岐にわたるコストがかかります。アウトソーシングによりこれらのコストを最小限に抑えることが可能です。

また時期ごとの業務の忙しさに対してコストを変動費化できる点もメリットでしょう。自社で物流倉庫を運営すると常に繁忙期に耐えられる人員を確保する必要がありますが、アウトソーシングすることで閑散期はコストを抑え、繁忙期は人員を増やして対応するなどの調整ができます。

専門知識の活用

物流業者は物流に関する専門知識を持っています。アウトソーシングすることで、その専門知識を生かして、より効率的で正確な物流プロセスが構築できます。

柔軟性と拡張性

事業の成長や季節の需要変動に柔軟に対応できます。アウトソーシング先となるパートナーは必要に応じて拡張・縮小が可能なため、変動する需要に迅速に対応できます。

リソースの集中

物流業務のアウトソーシングにより、企業は本業にリソースを集中できます。自社のコアビジネスにフォーカスできるため、競争力を高めることが期待できます。

最新技術の利用

物流業者は最新の物流技術やシステムを導入していることがあります。アウトソーシングにより、これらの技術を導入することができ、業務の効率化や精度向上が期待できます。

リスクの分散

アウトソーシングにより、リスクの分散が可能です。例えば、自社の倉庫での天災や災害があった場合でも、外部の物流倉庫を利用していると、事業の継続性を確保しやすくなります。

物流倉庫を委託(アウトソーシング)するデメリット

物流倉庫業務をアウトソーシングする際は、デメリットも考慮する必要があります。以下は、アウトソーシングに伴う主なデメリットです。

制御の喪失

アウトソーシングにより物流業務の一部が外部のパートナーに委託されるため、一部の制御を失う可能性があります。特に、物流プロセスが企業の中核業務である場合、外部への委託により運営に対する直接的な影響を把握しにくくなりがちです。

セキュリティの懸念

自社で強固なセキュリティ体制を整えていたとしても、外部の倉庫で商品が保管される場合、商品の損失や盗難、データの漏えいなどがリスクとして考えられます。適切な契約と監視体制の整備が必要です。

品質管理の難しさ

アウトソーシングにより、製品や在庫の品質管理が難しくなることがあります。外部パートナーとの連携が円滑でない場合、品質に関する問題が生じやすくなります。

遅延やコミュニケーションの課題

外部のパートナーが関与することで、物流プロセスにおいて遅延が生じる可能性があります。また、コミュニケーションが円滑に行われていない場合、情報伝達で誤解が生じ、業務への悪影響が出る可能性があります。

追加コスト

アウトソーシング契約には一定のコスト(契約までにかかる時間や費用など)が発生します。契約書を十分に確認し、隠れたコストや追加料金などがないかを確認することが重要です。また、契約の解約に伴うコストも考慮する必要があります。

契約した業務変更の難しさ

アウトソーシング契約を締結した後、業務の変更や取り消しには柔軟に対応できないことがあります。契約の変更が困難である場合、変化する業務環境に対応することが難しくなります。

委託(アウトソーシング)先の倉庫を選ぶポイント

実際にアウトソーシング先の倉庫を選定する際には、どのような観点で選べば良いのでしょうか。主に以下のポイントを考慮することが重要です。

設備と技術

アウトソーシング先となる倉庫の設備や技術が最新であるかどうかを確認します。自動化されたピッキングシステムや在庫管理システムの導入があると、効率向上に寄与します。

保管能力と在庫管理の適切さ

アウトソーシング先の倉庫が十分な保管能力を持ち、適切な在庫管理が行われていることも確認しましょう。在庫の追跡や透明性が確保されていることが望ましいです。

セキュリティ対策

倉庫・商品のセキュリティが確保されているかどうかを確認します。防犯システムやセキュリティ対策がしっかりしていることは信頼性の指標です。

柔軟性とスケーラビリティ

倉庫がビジネスの成長に対応できる柔軟性を持っているかどうかを確認します。需要の変動に対応できるスケーラビリティがあるかも検討対象です。

コストと契約条件

サービス提供のコストや契約条件を明確に理解し、ビジネスに適したものかどうかを確認します。隠れたコストや追加料金がないかを慎重に調査します。

信頼性と実績

アウトソーシング先の倉庫の信頼性や実績を確認します。業界での評判やクライアントの声を参考にすると良いでしょう。倉庫を運営する企業のホームページなどを確認することをおすすめします。

法規制とコンプライアンス

選定する倉庫が所在地の法規制やコンプライアンスに適合していることを確認します。特に、輸送や在庫管理における法的な要件に対応しているかを重視します。

物流倉庫業務の委託(アウトソーシング)がおすすめな企業

以下の特徴に当てはまる企業は、物流倉庫業務のアウトソーシングがおすすめです。

中小規模の企業

中小規模の企業は、自社で大規模な倉庫を運営するのが難しい傾向があります。アウトソーシングは、必要なだけの倉庫スペースや物流サービスを手軽に利用できるため、中小企業にとってコスト効果が高いソリューションとなるでしょう。

季節的な需要変動がある企業

季節によって需要が大きく変動する企業は、アウトソーシングが適しています。需要が急増したときに柔軟に対応でき、需要が低い時期には余分なコストをかけずに済むためです。

急速な成長を遂げている企業

成長中の企業は、急激な在庫や物流ニーズの変化に迅速かつ効率的に対応する必要があります。アウトソーシングは柔軟性を提供し、迅速な拡張や縮小に対応できます。

特定の物流ノウハウが求められる企業

物流に特化した専門知識が求められる場合、アウトソーシング先が専門的なノウハウを持っていると大きなメリットになります。例えば、冷蔵倉庫や特殊な物流要件に対応できる企業などが該当します。

コアビジネスへの集中が求められる企業

物流や倉庫運営が企業のコアビジネスではない場合、これらの業務をアウトソーシングすることで、企業は本来の事業にリソースを集中させることができます。

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