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2024.01.24

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)とは?メリット・デメリット、必要な費用、委託先を選定するポイントなどを紹介

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)とは?メリット・デメリット、必要な費用、委託先を選定するポイントなどを紹介

目次

オンラインビジネスが拡大する中、EC物流倉庫業務を外部業者に委託(アウトソーシング)することで、商品の安全な保管や迅速な発送を実現します。このような効率的な物流は、顧客満足度向上にもつながるでしょう。

この記事ではEC物流倉庫の委託に関するメリットやデメリット、必要な費用、そして最適な委託先を選定するためのポイントについて紹介します。

EC物流倉庫とは

EC物流倉庫は、Eコマース(EC)業界に特化した物流倉庫であり、オンライン小売業者が商品の受発注、保管、ピッキング、梱包、発送などの物流業務を効率的かつ迅速に遂行できるように設計された施設です。EC物流倉庫には、顧客のオーダーに素早く対応するために、最新のテクノロジーや自動化機器が導入されているのが一般的です。

EC物流倉庫は、需要の急激な変動にも迅速に対応でき、顧客サービスの向上と競争力の維持に貢献します。

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)とは

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)とは、EC事業者が自社で倉庫業務を遂行せず、専門の物流業者にその業務を委託することです。

EC物流倉庫のアウトソーシングには複数の形態がありますが、物流プロバイダーが顧客の商品を受発注し、保管、ピッキング、梱包、発送といった一連の物流業務を代行することが一般的です。

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)するメリット

EC物流倉庫を委託(アウトソーシング)するメリットは多岐にわたります。以下にその主な点を挙げてみましょう。

専門知識と経験の活用

物流プロバイダー(委託先となる物流倉庫の運営事業者)は物流に特化した専門知識を持ち、経験豊富なスタッフが物流業務を遂行しています。これにより、高度な効率性や品質の向上が期待できます。

コスト効率の向上

自社で物流倉庫を構築・維持するには多額の初期投資やランニングコストがかかりますが、アウトソーシングによりこれらのコストを削減できる場合があります。変動費化により、需要変動に対し柔軟に対応できます。

スケーラビリティの確保

物流プロバイダーは需要変動に迅速に対応でき、必要に応じてスケールを拡大・縮小できます。これにより、業務の拡大や縮小に対し柔軟に対応できます。

専用技術の利用

物流プロバイダーは最新の物流技術やシステムを導入しており、これを利用することで業務プロセスの効率化や精度向上が図れます。

リソースの最適な活用

物流業務を外部に委託することで、自社リソースをコアな業務に集中できます。これにより、企業は戦略的な方向に重点を置くことができます。

国際物流への対応

グローバルな市場での拡大に伴い、国際物流の取り扱いが必要となります。物流プロバイダーはこれに対応するためのネットワークや経験を有しており、国際輸送においても頼りになります。

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)するデメリット

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)にはデメリットもあります。デメリットも把握した上でアウトソーシングするかどうか考えましょう。

コントロールの喪失

物流業務を外部に委託することで、自社が直接的にコントロールできる業務範囲が狭くなります。これにより、業務の進捗や品質に対するリアルタイムの把握が難しくなる場合があります。

セキュリティの懸念

商品などを保管する物流倉庫にはセキュリティが必要ですが、外部委託するとセキュリティの信頼性が気になるところ。特に高価な商品や機密性の高い商品を取り扱う場合は、委託先を慎重に検討することが必要です。

追加費用の発生

契約時に明示されていない追加費用や、契約解除時の違約金などが発生する可能性があります。これらの費用が事前に予測できない場合、企業の財務に影響を及ぼすことがあります。

倉庫運用の柔軟性の低下

物流業務を外部に委託すると、柔軟性が低下することがあります。急な需要変動や変更に対応するのが難しく、細かいカスタマイズも難しい場合があります。

品質管理の課題

品質管理が必要な商品の場合、外部の物流プロバイダーが自社の品質基準に適合しているか確認が必要です。品質が確保されないと、企業の信頼性が損なわれる可能性があります。

コミュニケーションの課題

自社と物流プロバイダーとのコミュニケーションが円滑でないと、業務の遂行においてミスが生じやすくなります。適切な連絡や調整が難しい場合、問題が複雑化する可能性があります。

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)にかかる費用の例

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)にかかる費用は、さまざまな要因によって金額が異なります。費用相場は以下の要素に依存します。

具体的な費用相場は地域や提供業者によっても異なるため、業者との個別の相談が必要です。倉庫提供業者に見積もりを依頼し、自社のニーズに合ったサービスと価格を比較しましょう。

倉庫の規模と立地

倉庫の広さや所在地によって費用が異なります。大規模で交通の便が良い場所にある倉庫は一般的に高額になります。

サービスの範囲

提供されるサービスの範囲によっても費用が変動します。例えば、ピッキング・梱包・出荷といった一連の業務を委託する場合、それに伴う費用が加算されます。

保管期間

商品を保管する期間が長いほど、倉庫利用料が高くなる傾向にあります。一時的な在庫保管と比較して、長期的な契約は通常割引が適用されることがあります。

セキュリティ要件

商品によっては高度なセキュリティが求められる場合があります。セキュリティ対策が強化された倉庫を利用する場合、その分費用がかかることがあります。

追加サービス

特定の要件やニーズに対応するための追加サービス(特殊な包装、カスタマイズされたピッキング方法など)が必要な場合、それに伴う追加費用が発生します。

EC物流倉庫の委託先(アウトソーシング先)を選定する際のポイント

EC物流倉庫の委託先(アウトソーシング先)を選定する際には、以下のポイントが重要です。

倉庫の立地

運送コストや配送時間に影響を与えるため、顧客に迅速かつ効率的に商品を届けるためには、交通アクセスが良好な場所にあることが望ましいです。

倉庫の設備

倉庫の設備が現代的で効率的であることが重要です。自社の商品に合った適切な保管方法やピッキングシステム、梱包設備などが整っているか確認しましょう。

セキュリティ対策

商品のセキュリティは極めて重要です。倉庫が適切なセキュリティ対策を講じていることを確認し、商品の安全性を確保しましょう。

技術とシステム

委託先が最新のテクノロジーと物流管理システムを採用しているかどうかを確認します。効率的な在庫管理やリアルタイムのトラッキングができる設備・システムがあると、スムーズな業務遂行が可能になります。

拡張性

事業の成長に伴って倉庫スペースやサービスの拡張が可能かどうかを確認します。将来的な需要の変化に対応できる柔軟性が求められます。

費用構造

倉庫提供業者の費用体系を理解し、自社の予算に合致しているか確認します。隠れた費用や追加サービスに関する料金も確認しておくことが重要です。

過去の実績と評判

過去の実績や他の顧客の評判を確認することで、信頼性やサービス品質を評価できます。口コミや、委託先のホームページに掲載されている導入事例などを参考にしましょう。

EC物流倉庫の委託(アウトソーシング)ならTS-BASE 物流がおすすめ

EC物流倉庫業務をアウトソーシングすることにはさまざまなメリットがあります。もしEC物流倉庫のアウトソーシングをお考えなら、ぜひTS-BASE 物流をご検討ください。

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