TS-BASE情報
2026.06.19
建材サンプルの安定供給に必要な「倉庫一元化」による負荷軽減
建材メーカーにとって、建築材料のサンプルは重要な営業ツールとして活用されていますが、品目数が多い特徴も重なり、管理へ課題をもつ企業が多いです。TS-BASE 物流およびTS-BASE 受発注では、建材メーカーの課題背景をもとに、サンプル提供のサポートを長年行ってきました。特に、サンプルの提供量が一定を上回る場合、在庫を集約させてシステムで管理する「倉庫一元化」が相応に機能する策になります。この記事では、ある企業の例をもとに、建築材料(以下、建材)サンプル管理の最適化方法についてご説明をいたします。
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TS-BASE 物流は、お客様の商品の保管・発送を行う物流アウトソーシングサービスです。多品種小ロットや細かな流通加工もお任せください!
目次
最適化は、施主との接点を最大限に生かすため
イメージ画像 出典:Shutterstock
建築物に使用する建材の選定は、今も昔も変わらず、ゼネコン企画部や設計事務所、各種デザイナーが、施主の要望を汲み取りながら決定する仕組みになっています。この工程で活用する「建材サンプル」は、施主が意思決定するための必須アイテムでもあり、建材を提供するメーカーにとっては、自社商材をアピールする貴重なタイミングになります。
双方にとって重要な建材サンプルは、以前は建材専門商社や販売代理店を介して提供されていましたが、昨今は建材メーカーが直接ゼネコンや設計士へ提供したり、建材ポータルサイトを介したりするケースも増え、流通経路の多角化が進みました。
この要因の一つに、「販売促進機会を最大限に生かしたい」というメーカーの目的意識があります。一人でも多くの人へ自社の建材に触れて欲しいという思いや、エンドユーザーのニーズをより深く理解したいという建材メーカーの探求心が背景となっていますが、同時に「サンプル管理の煩雑化」という弊害も生まれてしまいました。
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建材サンプル(販促物)の代表例として、以下のようなラインアップがあります。
内装材・・・・壁、天井、床材など。
外装材・・・・外壁、屋根、軒天材など。
住宅内設備・・・・水回り、電気、建具設備など。
その他・・・・カタログやチラシなど、関連する印刷物全般。
強みの建材は各社異なりますが、品番数や色番数を考えると相当量のサンプルが必要なのは容易に想像ができます。これらを、営業所内の空スペースや仕入先各社へ管理を一任すると、在庫の所在が不明になったり、必要な時に欲しいサンプルがなかったりなどの機会損失のもとが発生します。これでは、施主との接点をせっかく多角化しても、適切な供給が行える状況とは言えません。
このような、建材メーカーの背景や課題とともに、「TS-BASE 物流」および「TS-BASE 受発注」は、サービスの最適化を長年行ってきました。我々が何より大切に思うのは、「必要な時に必要なモノが在る状況」と「本来の主業務へ集中できる環境づくり」です。
TS-BASE 物流、TS-BASE 受発注は、以下を実現したい企業との親和性が高いです。
- 販促機会を最大限に生かしたい。
- 建材サンプルの在庫管理を最適化させたい。
では、実際にどのような運用を実現できるのか。あるA社の例をもとに解説していきます。
主業務の合間に行われていた煩雑なサンプル注文
建材メーカーA社は、全国の販売店を通して内装材を提供している企業です。各営業所に所属する営業メンバーが、デベロッパー、設計事務所、ハウスメーカー、工務店、リフォーム会社などへ向けた営業活動を積極的に行っています。
小さくカットした内装材を台紙に張り付けたサンプル帳や、製品ラインナップを紹介するカタログなどはコンスタントにリクエストされ、依頼を受けた担当営業が受注・発送手配を行っていました。対面、電話、メール、FAXなどで要望を聞いた営業は、注文内容に沿って各加工所や仕入先へ向けた「サンプル発送依頼書」を作成し、メールかFAXで送付。注文を受けた加工所や仕入先は、サンプルを作成して指定先へ発送する流れで提供が行われていました。

この運用で起きていた課題は以下の2つです。
- 受注、発送依頼業務の手間。
- サンプルの在庫状況や発送日が分からない。
営業活動中の受注対応は手間がかかります。その上、仕入先によって、サンプルへの対応もさまざまです。在庫状況も発送タイミングも予測ができず、大幅な遅延は機会損失へとつながっていました。
A社営業チームは、各種サンプルやカタログなどの安定的な供給を目指し、TS-BASE 物流との取り組みをスタートします。決断の背景には、TS-BASE 物流が実現できる「倉庫一元化」が大きく影響していました。
倉庫一元化によるサンプルの安定供給と業務効率化
「倉庫一元化」とは、点在する複数の倉庫(在庫)の集約および、注文データをシステム上で一元管理し、建材サンプルの流通状況をリアルタイムで可視化・最適化する取り組みを意味します。
A社は、各加工所や仕入先へ点在していたサンプルをTS-BASE 物流の倉庫へ集約させ、バーコードを活用した在庫管理を開始。在庫状況は、倉庫スタッフが、「TS-BASE 受発注の倉庫システム」で入出庫管理および必要な在庫量のキープを行うようになりました。
メールかFAXでサンプル発送依頼書を送付していた注文は、「TS-BASE 受発注の注文サイトを活用したWeb注文」へ切り替わりました。サイト上へ掲載される各建材サンプルの商品詳細情報ページに、その時に注文可能な在庫数が表示され、在庫データは注文を行う各営業へもリアルタイムで共有されるようになりました。
注文時にお届け希望日の指定も可能。建材サンプルが発送されたら、注文サイト内のステータスで確認できるほか、登録メールアドレスに通知も行われます。
注釈:TS-BASE 受発注の注文サイトイメージ。注文する側にとっても便利な機能が搭載されている。
営業は顧客からのリクエストへ迅速に対応できるようになり、重要な販促タイミングで適切に建材サンプルを届けられる運用が実現しました。そしてこの裏では、TS-BASE 物流の倉庫で行われている「データを活用した工夫」も一役を担っています。
多品種でも高品質な物流サービスを提供できる理由
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TS-BASE 物流では、入荷した建材サンプルに対してバーコードを発行し、ハンディを活用した出荷作業を行っています。
新しい建材サンプルが入庫したら、予め登録した商品マスタへ入庫数を登録し、「棚番」という在庫の置き場所を管理する番号を発行。この登録は建材一つ一つの品目(SKU)ごとに行われ、棚番の棚へ在庫品を置くことで、「どこに何が何個ある」という情報をシステムで明確に管理。適切な在庫管理や出荷業務へつなげています。
この情報は、在庫の最適化へも役立てています。例えば、TS-BASE 受発注にはシステム上で予め定めた数量(発注点)まで在庫が減ると、自動通知が行われて補充を促す仕組みがあります。このアラートを確認した倉庫スタッフは該当建材のサンプル補充を速やかに行うので、在庫切れ状況を限りなくゼロにした運用を実現しています。
TS-BASE 物流では、建材のカットやサンプル台紙の作成も承っています。倉庫スタッフが仕入先と連携を図り、適正な段取りをして適切な在庫数をキープできるよう管理を行っています。
Web注文から物流までの一元化で変化への対応を万全に
A社の社内受発注を例に、建材サンプルの倉庫一元化についてご紹介してきました。
TS-BASE 受発注の注文サイトは、社内メンバーからの注文だけではなく、会員登録機能を活用した外部ユーザーからの注文への対応も可能。多様な流通経路の増加に合わせ、柔軟に間口を広げていくことが可能な仕組みになっています。
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また、現在TS-BASE 物流では、愛知県北西部にある3つの自社倉庫で複数社の建材サンプルをお預かりして物流サービスを提供しています。お預かりしている建材サンプルは6千品番以上。付随するカタログなどの冊子を含めると6千5百品番近くにのぼり、デイリーで3千件近い発送業務への対応を行っています。
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販促機会を最大限に生かし、「必要な時に必要なモノが在る状況」と「本来の主業務への集中」をサポートしております。豊富な経験を生かした多様な建材への対応や、各企業の業務環境に合わせた仕組みづくり、サービスのご提供が可能ですので、ぜひ課題がある企業さまはご相談いただければと思います。
▼サンプルの在庫管理について相談する

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