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2023.11.08

WMS(倉庫管理システム)とは?主な機能や導入のメリットを紹介

WMS(倉庫管理システム)とは?主な機能や導入のメリットを紹介

目次

WMS(倉庫管理システム)は、効率的な倉庫運用に不可欠なシステムです。
この記事では、WMS(倉庫管理システム)とは何か、基本的な機能や導入するメリットなどについて解説します。

WMS(倉庫管理システム)とは

WMSは「Warehouse Management System(倉庫管理システム)」の略で、倉庫における様々な業務プロセスを自動化し、効率的に運営するためのシステムのことです。

WMSは、在庫管理、ピッキング、梱包、発送などの業務を効率的かつ正確に行うことを可能にし、企業の物流戦略を大いに支えています。

WMS(倉庫管理システム)の主な機能・特徴

WMSではリアルタイムでの在庫管理が可能です。先進的な技術の組み合わせにより、在庫の受発注が常に最新かつ正確な情報に基づいて行われます。これにより、在庫の見える化が実現され、過剰な在庫や欠品などの問題を未然に防ぐことができます。

WMS(倉庫管理システム)を導入するメリット

WMSの導入は、物流業務において業務プロセスを劇的に向上させる優れた手段です。WMSの導入がもたらす主なメリットを紹介します。

効率的な在庫管理が可能

WMSはリアルタイムな在庫管理を可能にし、倉庫内の商品の位置や数量を正確に把握できます。これにより、在庫の適切な管理が実現され、商品の欠品や過剰在庫の軽減に寄与します。

正確な出荷処理が可能

WMSは注文処理から梱包までの全工程を効率よく、正確に管理します。商品の正確なピッキングや、ミスの軽減に貢献します。

生産性の向上

WMSには棚番管理や帳票出力などの機能が備わっています。これらの機能を使うことで、実際にピッキングの作業をする人の負担が軽減されます。WMSの活用は、作業者の移動時間の短縮、各種処理にかかる時間効率の改善などが図れ、倉庫内作業の生産性が向上します。

データの可視化と分析が可能

WMSは膨大なデータを収集し、リアルタイムで可視化・分析できる機能を提供します。これにより、過去の動向や将来の需要予測を基にした、在庫の追加・破棄といった意思決定が可能となります。

サプライチェーン全体の統合が可能

WMSはサプライチェーン全体を一元管理するため、生産から配送までの各プロセスを効率的に統合します。これにより、リードタイムの短縮やコストの最適化が可能です。

WMS(倉庫管理システム)を選ぶ際に意識するべきポイント

自社にとって適切なWMSを選ぶ際のポイントを以下にまとめました。

システムの拡張性

WMSが自社倉庫の規模や業務の変化に対応できるかどうかは非常に重要です。将来的な拡張や変更にも対応できるスケーラビリティがあるWMSを選びましょう。

リアルタイムなデータ管理

リアルタイムな在庫情報やオーダートラッキングが可能なWMSであることが重要です。これにより、正確な在庫の把握や迅速な意思決定が可能となります。

ユーザーフレンドリーなインターフェース

WMSの操作性は作業者の生産性に直結します。直感的でユーザーフレンドリーなインターフェースを持つWMSを選ぶことで、導入や教育がしやすく、システム導入・利用開始時の負担が軽減可能です。

予測分析とレポート機能

ビッグデータ分析や予測機能が組み込まれたWMSは、将来の需要予測や効率向上に寄与します。柔軟で詳細なレポート作成が可能なシステムを検討しましょう。

セキュリティと規制への適合

物流業務では、配送先の住所やお客様の名前など、機密性の高い情報を扱います。そのため、WMSは高いセキュリティ機能を備えている必要があります。

モビリティ対応とIoTの連携連携

ハンディ端末やスマートデバイスとの連携ができ、IoTセンサーなどとも統合できるWMSは、作業の効率化やトレーサビリティの向上に寄与します。

ベンダーによるユーザーへのサポートとトレーニングの提供

WMSベンダーが十分なサポートと導入支援を提供しているかどうかも重要です。適切な導入と継続的なサポートが、WMSの効果的な活用につながります。

WMS(倉庫管理システム)とTMS(配送管理システム)、OMS(注文管理システム)の違い

WMSと似ている言葉に「TMS(Transport Management System:配送管理システム)」と「OMS(Order Management System:注文管理システム)」があります。それぞれの違いも理解しておきましょう。

WMS(倉庫管理システム)

ここまでに説明してきたとおり、WMSは倉庫内の効率的な運営と在庫管理に焦点を当てたシステムです。商品の受発注、ピッキングやパッキング、在庫の収容場所管理など、倉庫内のあらゆるプロセスをリアルタイムで最適化します。

WMSの主な機能

  • 在庫管理
  • 受発注処理
  • ピッキング・パッキング最適化
  • 在庫のリアルタイムモニタリング

TMS(配送管理システム)

TMSは、輸送と配送に特化したシステムで、運送手段の最適化やルート計画などを提供します。運送コストの削減と迅速で正確な商品の到着が可能です。

TMSの主な機能

  • 運送手段の最適化
  • ルート計画
  • 運送トラッキングとモニタリング
  • 運送費用の最適化

OMS(注文管理システム)

OMSは、顧客注文全体を管理し、正確な情報を提供するシステムです。在庫と受発注、配送などの情報を一元的に管理し、スムーズな顧客対応を可能にします。

OMSの主な機能

  • 注文処理
  • 在庫と受発注の統合管理
  • 顧客情報の一元管理
  • 注文のリアルタイムトラッキング

WMS(倉庫管理システム)を導入し、業務効率化を図ろう

WMS(倉庫管理システム)の機能により、倉庫内の業務効率化、正確性の向上、リアルタイムなデータ可視化といったことが可能です。これらは企業にとって大きな価値を生み出します。

WMSの導入により、効果的な倉庫管理を実現できるでしょう。今後ますます進むWMSの技術革新に注目し、これを取り入れることで持続可能な競争力を築いていく未来が期待されます。

竹田印刷が提供する「TS-BASE 受発注」も倉庫管理システムの各種機能を搭載しています。業務効率化・コスト削減・利益向上を実現し、選べる50種類以上の機能で、各社の課題に応じたカスタマイズが可能です。

また、TS-BASE 受発注の「倉庫管理システム(倉庫システム)」は、竹田印刷が提供する物流サービス「TS-BASE 物流」で実際に使用しているWMSです。そのため、現場目線で必要な機能が搭載されている点も特徴です。現場の意見を常に反映し、新機能を実際に現場で使ってフィードバックを受けるなど、現場で働く人たちの意見を大切にして、開発しています。

詳細は、ぜひ以下の資料からご覧ください。
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