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2023.07.04

物流倉庫の仕事内容・やりがい・必要スキルを詳しく紹介!

物流倉庫の仕事内容・やりがい・必要スキルを詳しく紹介!

目次

物流倉庫ではどんな仕事をしているのだろう、やりがいに繋がる仕事とは何があるのか、と仕事内容を知りたい方もいらっしゃるかと思います。


物流倉庫では商品を安全に出荷するために、さまざまな作業や管理などの業務が行われています。


本記事では、物流倉庫の仕事内容を詳しく紹介するとともに、やりがい、必要スキルについても触れていきます。

物流倉庫の主な仕事内容

物流倉庫の主な仕事内容について、以下8点を挙げて説明します。

  • 検査・検品
  • フォークリフトの操作
  • ピッキング
  • 流通加工
  • 梱包
  • 輸配送
  • 商品管理
  • 情報管理

検査・検品

1つ目は、検査・検品です。


入荷もしくは出荷する商品に関して、品番や数量、または不良品がないかをチェックしていきます。たとえば、商品が倉庫に到着したときに、指示書通りに商品が入っているか、数量の確認・商品状態をチェックすること、商品が出荷される前に、再度、数量や品質、梱包の状態をチェックすることが挙げられます。これにより、商品の品質管理、配送の精度を高めることができ、顧客に対して品質の高い商品を届けることができます。


また、検査・検品では、商品そのものだけでなく、商品についているバーコードやラベルが正しく貼られているかを確認することも大切です。在庫管理や配送先の識別に不可欠な情報のため、誤りがないように慎重にチェックする必要があります。


検査・検品は、指示書通りに顧客に商品を届けるためにも必要不可欠な作業です。

フォークリフトの操作

2つ目は、フォークリフトの操作です。


フォークリフトとは、物流倉庫でパレットに積まれた重量物を持ち上げて運搬するのに使用する産業車両のことを指します。


物流倉庫に届いたトラック・コンテナから商品を積み下ろすときに、フォークリフトを使用することで、人の力では持ち上げることができない重い荷物や大量の商品を、簡単に移動できるでしょう。


倉庫内での商品の配置も、フォークリフトを使って、適切な場所や棚に配置し、必要なときに簡単に取り出せるようになります。また、出荷する商品をトラックに積むときにもフォークリフトがあれば、大量の商品や重量物であっても簡単に出荷できるのです。


フォークリフトを操作するためには、フォークリフト運転技能講習修了証が必要です。操作者は周囲に注意を払いながら、安全に運転する必要があります。

ピッキング

3つ目は、ピッキングです。


ピッキングとは、発注伝票や出荷指示書に書かれた商品を物流倉庫の棚から取り出すなど、出荷するために準備する作業のことです、


具体的には、伝票や指示書に書かれた商品コード・数量などを見て、商品を探し出します。取り出しを効率よく行うために、一般的にはバーコードスキャナーやピッキングリストを使用します。箱や籠・台車などを使用してまとめて収集することもあるでしょう。


ピッキング作業が終了したら、在庫管理や注文履歴のトラッキングのために、行った作業・出荷商品に関する情報を台帳やシステムに記録します。

流通加工

4つ目は、流通加工です。


流通加工とは、物流倉庫内で商品にラベル貼りやタグつけ・組み立て・包装など、商品を加工する作業のことです。


たとえば、商品に価格タグ・バーコード・原材料などが書かれたラベルを貼ったりフィルム包装したりすることが挙げられます。また、商品によっては特定のセットとしてパッケージ化し、複数の商品を一緒に箱詰めしていきます。


流通加工は、物流倉庫によって実施する内容はさまざまですが、商品を受け取った顧客の満足度を高めるためにも、重要な作業です。

梱包

5つ目は、梱包です。


梱包とは、物流倉庫で商品を出荷する前に行われる作業のことです。ピッキングが終わった商品が顧客の元に届くまでの間、衝撃で傷がつかないよう、緩衝材などで包装した上で段ボールに箱詰めしていきます。


一般的な梱包材には、段ボール・紙箱・緩衝材・ラップ・テープなどがあります。商品の種類や重さ・形状・また輸送方法に基づいて、適切な梱包材を選ぶことが大切です。


梱包が完了した商品には、送り先の住所やトラッキング番号などが記載された出荷ラベルを貼り、配送手続きに移ります。

輸配送

6つ目は、輸配送です。


輸配送とは倉庫から商品を、トラック・船を使って、他の施設へと運搬する業務のことです。


輸配送では、出荷の優先順位・配送先の住所・交通状況などを考慮した上で、配送スケジュールを計画し、効率的なルートを決定していきます。配送先での受け取りや、国際輸送の場合の通関手続きのために、予め納品書や通関書類などを準備しておくことも大切です。


配送の際は、 GPS やトラッキングシステムを使用して、輸送中の商品の位置を追跡します。これにより配送状況をリアルタイムで把握し、問題が発生した場合に迅速に対応できます。


配送が完了したら、書類やシステムに配送の結果・詳細を記録します。継続的にデータを分析し、配送ルートを最適化することが大切です。

商品管理

7つ目は、商品管理です。


商品管理とは、物流倉庫に入出荷する商品や在庫商品を管理する業務のことです。たとえば、新しく倉庫に到着した商品に対して、商品コード・商品名・数量などを検査し納品書通りに入荷されているか、破損していないかを確認します。


受け入れが完了したら、商品をそれぞれ適切な環境条件下(温度・湿度など)で保管し、損傷や劣化を防ぎます。


商品管理の際には、 商品にバーコードやラベルを付けることで、倉庫内での識別・追跡を容易にします。在庫管理システムと連携して、正確な情報をリアルタイムに管理していきます。過剰在庫や欠品などを最小限にできれば、コストを抑えて効率的な管理を行えます。

情報管理

8つ目は、情報管理です。


物流倉庫では、商品の追跡・受発注の管理などの情報管理業務も大切です。


たとえば、輸配送中の商品の位置や状況をリアルタイムで追跡するために、GPS やトラッキングシステムを使用すれば、予期せぬ遅延や問題にも迅速に対応できるようになるでしょう。


情報管理することで、物流プロセスの効率性を高めることはもちろん、運用の透明性を確保し、顧客に正確な配送情報を提供でき、顧客満足度を向上させることも可能です。

物流倉庫の仕事のやりがい

物流倉庫の仕事のやりがいについて、以下3点を挙げて説明します。

  • 成果を実感しやすい
  • 社会貢献できる
  • スキルアップを図れる

成果を実感しやすい

物流倉庫の仕事のやりがいとして、成果を実感しやすいことが挙げられます。


物流倉庫の仕事は、日々の作業が具体的な成果として現れやすいため、達成感を感じやすいといえます。たとえば、膨大な量をスケジュール通りに出荷できたことや、顧客から、品質や対応がよいなど、感謝の言葉をもらえば成果を実感できるでしょう。また、在庫管理業務で最適化を実現すれば、企業のコスト削減にも直接貢献できます。


物流倉庫には成果に結びつきやすい仕事が多いため、やりがいを感じている人も多いでしょう。

社会貢献できる

物流倉庫の仕事のやりがいとして、社会貢献を果たしていることが挙げられます。


たとえば、物流倉庫は商品の流通に欠かせない拠点で、人々が必要とする商品が、適切な時期に適切な場所に届けられています。物流倉庫があるからこそ、顧客は直接買いに行けない場所から商品を手にいれることができ、生活の質を維持・向上できるのです。


また、災害や緊急事態のときには、物流倉庫が、救援物資などの必要な物資を被災地に届けており、復興活動を支える上でも不可欠な仕事といえます。


物流倉庫の仕事は、社会貢献に直接結びつくのです。

スキルアップを図れる

物流倉庫の仕事のやりがいとして、経験した作業を他に活かせてスキルアップを図れることが挙げられます。


物流倉庫の業務では、商品の入荷・保管・ピッキング・梱包・出荷など、物流の基本的なプロセスを理解できます。作業上で発生する課題を見つけて、効率的な物流を実現できるように改善するなど、管理業務に携わることも可能でしょう。


物流倉庫の仕事を通して、身近な課題・問題に対処し続けることで、スキルアップできる可能性が高いです。

物流倉庫の仕事に必要なスキル

物流倉庫の仕事に携わるために必要な、主なスキルについて、以下2点を挙げて説明します。

  • 集中力
  • 丁寧な作業ができる力
  • 臨機応変に対応できる力

集中力

1つ目は、集中力です。


物流倉庫の業務として、出入荷の商品に不備がないかのチェック、在庫数のチェックがあります。指示通りに出荷することが当たり前で基本的に失敗してはならない業務のため、集中力が求められます。


また、流通加工・梱包作業では、商品が衝撃などで壊れないようにするためにも集中して取り組むことが大切です。顧客からの評価にも直結するため、責任は重大でしょう。


物流倉庫の仕事では、目の前の業務に集中するスキルが必要です。

丁寧な作業ができるスキル

2つ目は、丁寧な作業ができる力です。


物流倉庫の業務には、商品が届いて顧客が一番最初に目にする、流通加工・梱包作業もあります。


顧客にとって届いた箱が綺麗だったり、商品が綺麗に梱包されていると、開封するときの気分がよいものです。顧客が気持ちよく荷物を受け取って、商品を開けて満足してもらうためにも、ひとつひとつを丁寧に作業することが大切といえます。


物流倉庫の仕事には、丁寧な作業ができるスキルが必須です。

臨機応変に対応できる力

3つ目は、臨機応変に対応できる力です。


物流倉庫の業務には、繁忙期などで普段よりも多い量に対応することが求められます。そのようなときは商品量に合わせて対応速度を上げることが大切です。


また、急な注文変更への対応や、予期せぬ在庫切れなどが発生したときには迅速な対応も求められるでしょう。そのようなときには、落ち着いてそのときの状況に合わせて、優先度の高い業務に切り替えることが大切です。


物流倉庫では、臨機応変に対応できる力が重宝されるでしょう。


物流倉庫の仕事内容から見える課題

ここまで、物流倉庫の仕事内容とやりがい、必要なスキルについて紹介しました。ここからは、仕事内容から見えてくる物流倉庫の課題について、以下3点を挙げて説明します。

  • 作業品質のばらつき
  • 従業員の業務負荷増
  • コスト増

作業品質のばらつき

1つ目の課題は、作業品質のばらつきです。


物流倉庫の仕事は基本的に定型業務のため、未経験でもできます。しかし作業に慣れているベテランと、まだ作業を初めて間もない新人の作業には、作業品質にバラつきが見られるでしょう。未経験者への教育体制や、誤出荷が発生しにくい作業フローはあるものの、習得できるまでに時間がかかったり、梱包などの作業に差が出てしまったりするでしょう。


物流倉庫では、作業品質のばらつきが課題の一つです。

従業員の業務負荷増

2つ目の課題は、従業員の業務負荷が増えることです。


倉庫業務では、繁忙期には作業ボリュームが増えてしまい、セール時期や連休など業務に追われることも多いです。また、日常的に立って商品をチェックしたり梱包したりするなど、体力が必要な業務もあります。


近年では、少子高齢化で従業員が高齢化しており、若手が少ない傾向も問題視されているため、従業員に業務負荷が発生しないよう、物流業界では業務効率化への取り組みも求められています。

コスト増

3つ目の課題は、コストが増えることです。


自社で物流倉庫を抱えるときのコスト構造として、人件費や在庫管理費などの商品を管理するための固定費、配送料などの変動費があります。


季節によって出荷量が変動することも多いため、自社のみで対応していると閑散期には余計なコストがかかってしまい、コスト増になるでしょう。


自社が物流業務まで全て対応していると、コスト増に悩まされる可能性も高いです。

物流倉庫の仕事を効率化する方法

物流倉庫の仕事を効率化する方法について、以下2点を挙げて説明します。

  • 見える化
  • システム導入

見える化

1つ目の方法は、見える化です。


物流倉庫における見える化とは、倉庫内のプロセスや作業の流れを明確にして、無駄な業務がないか、改善できるところはないかを探すことです。


倉庫内の業務フローを見える化すれば、倉庫内の作業者全員が作業プロセスを理解できます。作業者は自分たちの役割が全体の業務フローにおいてどの位置にあるかを把握できるため、効果的な作業ができるでしょう。


また、見える化により遅延が発生しやすい工程などのボトルネックを特定することができれば、遅延を防ぐためのシステム化などの対策も立案しやすいです。


物流倉庫の業務を見える化することで、効率的に問題点を洗い出し、改善策を導き出せるでしょう。

システム導入

2つ目の方法は、物流サービスを効率化できるシステムの導入です。


たとえば倉庫管理システムを導入することで、ピッキングリストの自動生成ができるようになり、作業担当者の業務効率が向上します。また、日々の出荷を加味したその日の在庫残数を確認するチェックシートなどがあれば、棚卸自体をなくせるでしょう。


システムを導入すれば、従来作業者が実施していた業務プロセスを自動化することで、エラーを減らし、生産性を向上させることができます。


システム化することにより、従来よりも作業を効率化でき、作業員の業務負荷削減効果も期待できます。

物流倉庫の仕事内容の委託ならTS-BASE 物流がおすすめ

本記事では、物流倉庫の仕事内容とやりがい、必要なスキルと効率化する方法について紹介しました。


物流倉庫を自社で抱えると、固定費(人件費や在庫管理費など)と変動費(配送料など)が発生します。繁忙期・閑散期もあるため、それぞれの時期に合わせて人員の配置などの手間も発生してしまうでしょう。


物流業務を外部委託すれば、従来かけていた固定費を変動費化できます。外部委託先では専門担当者が実施するため、マニュアルにとどまらない教育フローで、高い出荷精度を誇ることが可能です。


TS-BASE 物流では、専用の注文サイトから出荷の依頼をかけます。24時間注文受付しているため、自社の都合に合わせて依頼できるでしょう。また、預かり在庫数をシステム上でリアルタイムに確認することも可能です。


TS-BASE 物流では、倉庫業務を委託しながらも、”今”の情報を、ビジネスに活用できることが大きな特徴です。ぜひ一度当社へお問い合わせください。

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